古森(ふるもり)の図書室

森の奥に居場所を探して...

雨の日にストーブの前で落ち着くことの出来る暮らしに感謝

朝から本降りの雨が降り☔、気温も上がらないままの1日

うっすらと見える山々のシルエットが水墨画を観ているようで…

これはこれで味わいのある景色だなぁ…と楽しみでもありますが… この間まで暑かったのに急に冬が来たみたいに寒さを感じるので、とうとうストーブの出番となりました

灯油のストーブの中では小型だけど、案外パワフルで良く暖まります。音もせず静かな暖房器具で丈夫で長持ち。上にヤカンを乗せて常時お湯が沸いている暮らしは、お茶など淹れるのも便利な季節に🍵☕️(幸いにも地震の少ない地域だし、揺れを察知すると瞬時に消火する装置のおかげで、ストーブの上にヤカンを乗せる生活が出来ている)

先日、散歩のついでにお店を観てまわった時の収穫 ↑ エプロンとレース糸と本📚 このうちの右端の本を読み終えました。

 40年前…と言えば、今の30代までの方々には生まれる前の時代ですね。まだ携帯もスマホもインターネットも無い時代でした。テレビのニュースで知ることが1番、新しい情報の時代でした……… 

bookwalker.jp

https://viewer-trial.bookwalker.jp/03/20/viewer.html?cid=dc9693ff-8713-4496-8918-6c35b21b7e02&cty=0&adpcnt=7qM_t

(↑試し読み)

…今から40年も前の航空機の墜落で家族を失った作者の真摯な想いが伝わってきます。普段の何気ない生活すら奪われた哀しみや辛さ,また理不尽な世の中のシステム(からくり?)を理性的に分析し説明してくれる部分には、真摯な説得力を感じる文章だと思い、これは…ぜひ!…タイムカプセルに入れて未来の人々にも読んでもらえれば、今の時代よりももっと新しい受け止め方に恵まれると思う。今の時代の{常識}に染まり切った人々には、直ぐには受け入れるのが難しいかもしれないけど………。。。(そう、例えてみれば『動いているのは太陽じゃなくて地球{天動説を否定して地動説へ}と言うことは今では皆が認めるけど中世の昔には受け入れられなかった様に?)

じっと考え込み、そしてハッと我にかえると………なんでもない普段の今の暮らしに、なんて恵まれてる自分なのだろうと…ストーブの暖かみと温かい飲み物が、取りわけ有り難く感じた雨の日でした。