古森(ふるもり)の図書室

森の奥に居場所を探して...

2013-01-01から1年間の記事一覧

時と場所を超えて

何年ぶりかで入った、その古本屋で 思わぬ掘り出し物を見つけた。 漫画の4巻セット。 どうやら、イギリスの不思議に絡む内容らしい? と、思わず手に取り、買って帰った。 読んでみると あはは、、、 イギリスの妖精と、日本の七福神とが 面白い発想で描かれ…

木馬と子守唄と・・・

ボストン夫人の児童文学、「グリーンノウの子供たち」の挿絵に出てくる木馬を観た時に ふっと、ある歌を思い出してしまった。 その歌に出てくるのは ♪ All the pretty little horses・・・♪・・・だから、 木馬では無くて・・本物の仔馬・・なのかな? でも…

名前の故郷?

地図を観たり、小説を読んだりしていると、ふと気になる固有名詞が目に留まる。 そして、思いだしてしまう。 そういえば・・・なんか不思議な(不可解な?・・と自分的には感じることも。。)名前なのだよなぁ。。 なんで、どうして?? それは 生まれた時か…

焔を眺めながら・・・

ついこの間までの暑さが嘘の様に、冷え込む朝となった。 外の気温を観たら・・12度。(昨日の朝は・・10度だった!) それまで昼間、まだ活躍していた扇風機も そのままに 春と同じ定位置に、灯油ストーブを出した。 この冬、初めてのストーブ。 最初の…

オールド・ファッションド・ラヴ・ソング

雨が降って・・どんよりとした空の下 それまで蒸し暑かった天気から ひんやりとした秋の空気に変わりつつある。 こんな時になると ふっと思いだすメロディー。 ♪~~~~~♪ Just an old-fashioned love song, playin' on the radio~♪ あの、出だしの部分・…

新・個人主義とは?

以前から、「人と群れて何かをする」ことが苦手で 自分の本意の通りに行動しようとしたら、それは、団体行動から外れていることがある。 そう言うのを、「あまのじゃく」とも言うのかな? と、以前までは思っていたのだが いや、それとも若干、ニュアンスが…

お宮の湧水

「お宮」と表現していいものか、迷ってしまうほどの小さな場だったけれど・・・ 子供の頃、近くに美味しい湧水の出るところがあって、よくそこで水を飲んでは、鳥居の周りを潜って遊んでいた。 ・・・鳥居? そうだ。 鳥居があるからには、そこは神聖な場だ…

リンボウ氏の下宿先

再び夏が戻ってきた?・・かのような暑さにバテ気味だった、ここ数日 ちょっと休憩の ひとときに何か軽い読み物を・・・と思って取り出したのが ・・もう16年程前に買った文庫本だけど 今、読み直してみてビックリ! それは 「イギリスは おいしい」というエ…

言葉の故郷

読んでいるお話の中で、ほっこりと懐かしい思いに浸る時がある。 ・・・何故なのだろう?? と思うと、子供の頃に聞いた、近所の方の話し方に似ていたり、 親戚の おばぁちゃんの喋り方に似ていたり? 自分が子供の頃に生活していた場所の話し言葉が懐かしい…

哀しいけど、温かい

自分が気にいる作者の作風に、共通点があることに気がついた。 { 哀しい }内容でも、決して 〈 暗く〉・・・は ならない。 辛い場面、苦しい時、そんな中にも、何処かにヒューモアが散りばめられていて、 全体に 温かみがある。 だから、読んでいても後味…

お気に入りの作者

指輪物語に嵌るキッカケとなったのは・・・ 映画『ロード・オブ・ザ・リング』を観たのが今から10年前だったのだけど、 その時から少しずつ買い始めた原作も、中々読めないままだった。 そして、今年になって ある漫画を読んだ時に、その作風が大好きにな…

庭師サムワイズ

ガンダルフが闇に落ちたあと、 ボロミアの死、そして 9人の旅の仲間たちは3つに別れてしまった。 ピピンとメリーは、オークに捕まったところをファンゴルンの森で助けられ 木のヒゲの肩に乗って、一緒に エントたちの集会へと向かう。 アラゴルンとレゴラス…

ヨガ

あの雨のあと、すっかり涼しさが定着したのか? 昼間は動いている間は汗も出るけれど じっとして少し待てば、もう暑さに苦しまずに済むようになった。 こうなると・・そろそろ、ヨガも出来るかなぁ。 ・・なにしろ、寒い時期でも ポーズをとっているうちに …

魂が宿る・・とは

和田慎二さんの最後の作品となったコミックス『 傀儡師リン 』 を読んでいた。 少し前に、図書館で借りて読んで面白かったので 昨日、古書店で何冊か見つけた部分だけ、思わず買って帰ってきてしまった。 (足りない巻は・・また他の店を探すか・・どうして…

先祖を辿る旅

ひょんなことから、このお盆の時期に ご先祖さまの戸籍をさかのぼることになった。 この家の苗字は、主人の父親の里の苗字とも、母親の里の苗字とも違うので 不思議に思って説明を聞いたところによると 子供の無かったところへ養子・養女として縁組した夫婦…

白い力

灰色のガンダルフが、一度 闇に落ちて 長い長い時を経て 戻ってくる。 戻ってきた時には 「白のガンダルフ」に なっている。 白いパワー とは? ・・・・ 指輪物語の本を読んでいると とても内容が難しくて;; この暑い日には、中々 頭に入ってこない時があ…

ドゥネダイン

この間、地元の大型書店の古書の売り場で 指輪物語の文庫本の10巻目、 「追補編」を、見つけた。 やっと!・・・手元に全巻が揃った。 一応、「王の帰還」で物語は完結したとはいえ、 この「追補編」までを読んでみて、やっと内容の意味が解る。・・・の、で…

森の音の中に

暑い夏が続いている。 今年は梅雨入りも梅雨明けも早かった夏、もう何日も夏の暑さを堪能しつくした! ・・と思ってしまう私は、実は夏が苦手だった。今までは・・ ん? では、今は違うのか? というと そう、今度の家に引っ越してから、家の周りの自然に恵…

森の守り人

長野県の黒姫というところで、日本の森を守り育てている C.W.ニコルさんの本を読みました。 「アファンの森の物語」 C.W.ニコル著 2013. 2.20 発行 日本の中の森を、何故 「アファン」という名前をつけたのか、 そのことが第2章に書かれてあります。 ニコル…

コンドルは飛んでゆく

この方の、歌詞の訳が気に入った。 直訳では無く、意訳。それでもいいと思う。 歌の気持ち・・というか、歌の心が伝わってくるように私には思えた。 こんな風に訳せるように、私も なりたいと思った。 http://m.youtube.com/watch?v=iuZ9ZCO4kfk&feature=rel…

Green fields

グリーンフィールズ この曲を聴いてみると、トールキンの指輪物語の中の エントがエント女を探し求める話を思い出してしまった。 本当に・・・今の世界の異常気象を思うと どうしたら以前の緑豊かな草原や森を取り戻せるかと しみじみ想ってしまう。 威勢の…

Gone The Rainbow

日本では、『虹と共に消えた恋』という曲名で知られている、この歌 歌い出しの言葉が、どうしても聴き取れなかったのだけど やっと、歌詞(と、この歌の成り立ち)を探しあてた。 Shule, shule, shule-a-roo, Shule-a-rak-shak, shule-a-ba-ba-coo. When I s…

Those were the days

この歌詞の部分を思い出してしまう時がある。 そして、そういう時は大抵、若かった頃のちょっと心に痛い思い出が蘇ってくる時なのだ。 Those were the days my friend We thought they'd never end We'd sing and dance forever and a day We'd live the lif…

竜とオーロラと雷と

今日は1日、本降りの雨に なりそうだ。 夜中、ふと目覚めた時に 外の風の音を聞きながら、ふと思い出したことがある。 子供の頃、ディズニーのアニメを観に連れていってもらった記憶の中で まだ小さかった時に観た、「眠れる森の美女」 その中の 森の奥深く…

服地と仕立て

繊維ものに関心を持つと、映画やドラマだけでなく小説や漫画を読んでいる時にも 登場人物が着ているものまでも 「この生地は、どんな風合いだろう?」とか 「この服を着た時に、実際に動きやすいだろうか。」 などど、 その言葉から、または白黒の絵という二…

むらさきの海と丘の上の教会

梅雨らしくない、晴れ間の多い暑い日が続いている。 こう暑くなると海が恋しくなる。 海が見たい。見えるところに行きたい。 ・・と、言っても ここから行ける、近くの海は・・コンクリートだらけの無機質な海岸線しか見られない。。。 (しかも最近は・・・…

静けさの中に

ふと、夜中に目が覚めて 雨音が聴こえる。 と、いうことは・・・今、空を見上げても星は見えないな。。。 なんとなく星空を眺めていたかったが そんな時こそ また目を閉じてみれば その奥の方に 前に見た星たちの姿を想い描くことができる。 雲に隠れて姿を…

「知らなかった」という事を知る。

そうだ。 それまでの自分は、その事を知らなかった。という事に気がついた。 と、いうことは 「知らなかった」ということを「知った」という意味での これもまた、ひとつの進歩なのだ。と どこかで読んだのだった。 ・・・・ いいじゃないか。 それが どんな…

エントとエント女の話

ファンゴルンと名付けたのはエルフらしい。 木の髭 と呼ばれる、巨人・・・というか・・森の牧人。守り手。 ファンゴルンの他にも、森を守る者たちを総じて エント。という。 そのエントたち、何故 減ってきてしまったの? というホビットの問いに 木の髭は …

ものを書く壁

あまり気を張り過ぎて書こうと思っていても、やっぱり長続きしない。 自分の力量を・・・素直に自覚すべきだ。 そんな風に思わせる本に・・出会った。出会って・・しまった。 と思ったのが まず第一の、正直な気持ちだ。 あまり力作・・というか、名作・巧み…