古森(ふるもり)の図書室

森の奥に居場所を探して...

きっかけ

この「図書室」を実現させようと思いながら「おもう」だけで進まなかった私を
「よし!私も書くゾー!」
という気にさせたのは・・・

・・・ある日、ほんの息抜きの気持ちで借りてきて読んだコミックスだった。

作者の名前は 紫堂 恭子さん。
そのデビュー作、「 辺境警備」 という漫画を読んだ時、
なんというか・・とても好きになった場面があった。

詳しい内容は、また後に書くとして・・・
とにかく、この作者が気に入って、そして
こんなに面白い作品を描く作者の原動力となったものが
・・・トールキンの作品だったことを知り、

では、そのトールキンの作品も、やっぱり読んでみたくなり・・・
もうだいぶ前から読もうと思って途中までで挫折していた超大作、
指輪物語」を(今度は本腰を入れて)読み始めたのだった。


この長い長い物語、まだ最後まで読み終えてないのだけど、映画は3部作、全部観ているので
あらすじは分かる。(わかったつもりで・・いた。)

戦いの部分は・・あまり読む気が進まない。
やっぱり私が好きな場面は・・ホビット庄やエルフの森などの景色の描写だった。

・・・・・・


その他に、森や植物の描写が素敵だ。と思った作者に、梨木香歩さんがいる。
「家守綺譚」「西の魔女が死んだ」「からくりからくさ」等々、
彼女の作品には、常に草木が登場するのだが
その感性に共感できる。
(去年の夏に、読み返してみた時に感じたことなので、今はっきりと筋を全部は思い出せないのだけど・・・「家守綺譚」の最後のシーンで登場人物が行ったことの説明に言った言葉、深く頷いてしまった。)

・・・・・・・

そして、今まで細々と溜まりつつあった、「書きたい思い」を実現化させる最後の後押し、
きっかけを貰えた紫堂恭子さん。
トールキンに影響を受け、
デビュー作の「辺境警備」の中で
ある決まった星の配置の時だけに咲くという、夜の森の中の美しい花のお話や
村人たちの暖かい心を作品に描き出していると思う。

・・・・・

森を観て過ごせる家に引っ越すことが実現できてしまった私は・・
今、この
「袋小路にある、隠れ家的な小さな家」・・・に恵まれたことに
とても感謝しつつ、
何か、自分で出来ることを・・残したい。

そんな自分勝手な思いで、
自分が思ったこと感じたことを素直に・・・言葉に表すことが
結局は、いいのではないかと・・自分に言い聞かせつつ、
また書いていきたい。