古森(ふるもり)の図書室

森の奥に居場所を探して...

月夜の船出

夜中、ふと目が覚めて
なぜ? こんな時間に・・と思いながら
ああ・・そうだ。こういう時は・・・たぶん・・・
と、窓の外の暗がりを見ると

やっぱり。
満月が ・・・こちらを見ていた。

お月様に 見守られているように感じながら
半分、意識は眠っている状態で思いに耽る時というのも
以前から「そういえば・・こうだよなぁ。」なんて考えていたことが頭に浮かんできたりする。


たぶん・・・「額田王の暗号」(藤村由香さん?)だった・・と、思うが
その中で 額田王の詠んだ、あの有名な万葉集の歌

「にぎたづに 船乗りせむと 月待てば 潮もかないぬ 今は 漕ぎいでな 」

の解釈が 新鮮に感じたのだ。

そこでの解釈では、
斉明天皇のために額田王が詠んだ歌が
満月を待って船出をする、その理由に・・・
これは あの世へ行く旅立ちのための、船出を意味する・・(だった? と思う。また借りてきて読んでみなくては。。。)

そして、その 月夜に船出する情景が描かれた文章が とても美しかった。まるで絵を観ているように。
とても惹かれたことを・・覚えている。

・・・・・・


最近、読んだ「指輪物語」の最後の方の
エルフたちが旅立つ港の情景を なぜか連想していた。
中つ国の西にある、「灰色港」という名の港だったけれど、
どうも西の方角への船出というと・・・これも「この世ではない処へ旅立つ」という思いが してしまう。

・・・・・


ん~~~~。。。どうもまだ、言いたいことがピッタリ表される言葉が浮かんでこない。
今、思い出したことだけ、まず書いておく。