古森(ふるもり)の図書室

森の奥に居場所を探して...

Gone The Rainbow

日本では、『虹と共に消えた恋』という曲名で知られている、この歌
歌い出しの言葉が、どうしても聴き取れなかったのだけど
やっと、歌詞(と、この歌の成り立ち)を探しあてた。


Shule, shule, shule-a-roo, 
Shule-a-rak-shak, shule-a-ba-ba-coo. 
When I saw my Sally Babby Beal, 
come bibble in the boo shy Lorey. 


Here I sit on Buttermilk Hill; 
who could blame me, cry my fill; 
Every tear would turn a mill, 
Johnny's gone for a soldier. 


<繰り返し> 

I sold my flax, I sold my wheel, 
to buy my love a sword of steel; 
So it in battle he might wield, 
Johnny's gone for a soldier. 


<繰り返し> 

Oh my baby, oh, my love, 
gone the rainbow, gone the dove. 
Your father was my only love; 
Johnny's gone for a soldier. 

http://m.youtube.com/#/watch?v=qRzgb9Goqco&feature=fvwrel


↑歌い出しの部分、アイルランドゲール語が元になっているらしい。
ゲール語とは・・・まだ英語圏の人々がアイルランドに来る前から、
昔からその土地で使われていた言語。。だったかな。
詩人 イェーツの詩の朗読を(ゲール語だと番組で説明していた)聴いたことがあったけど、
やっぱり、その時も、、美しい響きだと思った。

(・・・ん?
と、いうことは・・やっぱりケルト文化の中に入るの・・かな?)

でも、意味は解らなくても、何となく心に残る音韻だと思う。
歌詞の1行ずつが、ちゃんと『韻を踏んで』いて、聴いていてもとても美しい。
最初に聴いたのは子供の頃なのに
意味が解らないままに、ずっと忘れられずにいたのだ。

あるところの訳によると、
このゲール語(?)の部分は
「そぉっと、逃げるのよ。。。」という意味合いの言葉を
他国の人に知られてしまわないように、その土地の言葉が使われたのだとか、
あるいは
旅立つ人へ無事を祈って送り出す時の言葉だとか、
はっきり解らないままに推測の域を出ないとすると・・・

もうこれは・・・それぞれの感じたままに、それぞれが意訳してみるのが1番いいのでは………

なんても、思ってしまう。

私が感じたのは・・・

最初の4行は解らない。。。
次は

{ええ、私はバターミルクの丘に座っているわ。
(乳白色?。。。霧の濃い処?。。。あぁ、トールキンだったら、どういう地名に訳すだろう。。。)
{私がどんなに泣き叫んだって、それを誰が咎めることが出来て?
{もう涙という涙で、水車だって回せそうよ。。。
{ジョニーは兵隊さんになって、行ってしまったのですもの。。。

{フラックスも糸車も売ってしまって、
{そのお金で買った剣を、あの人が持っていったけど、
{でも結局それは・・戦うための武器に なるのよ。。。
{行ってしまったわ。兵隊さんになって。。。

。。。。。


フラックス(麻の糸の中でも上質な種類じゃないかな)と糸車を売って、
剣を買わなければならない。
そしてその武器を持って兵になった大事な人は帰ってこない。。
(麻糸も糸車も、大事な生活の道具だったろうに。。。
明日からどうやって暮らしを凌いでいこう?という不安も含まれているような気がする。。)

そんな辛さ、悲しさを

oh,my baby  oh,my love
gone the rainbow  gone the dove...
Your father was my only love...

{ ねぇ、虹も消えちゃった、鳩もいなくなっちゃった、
(これは、、日本で言うなら、「この世には神も仏もない。。」といった感じ?)

{ あなたのお父さんは、私の…たったひとりの大事な人だったの。。。}

。。。そんな感じかな。。?

。。。こんなに激しい悲しみを

静かに静かに
赤ちゃんに語りかけながら、
まるで・・・トントンと…ゆっくりしたリズムで背中を優しくたたいて寝かしつけているような・・・

え? これは。。もしかしたら。。。子守歌??

この歌のメロディーと優しげなリズムを聴いていたら
ふと、そんな気がした。


そんな風に感じてしまった。

・・・・・・


。。。どぉも。。この間から歌の歌詞が続くのは、、、
あの、竜の連想の時に無意識のうちに
『 パフ 』の歌を思い出していたようで、、、
それで、連鎖的に’60年代の歌を聴いてしまったせい。。かなぁ。
昔の曲も、すぐに検索で出てくるから最近は便利になった。