古森(ふるもり)の図書室

森の奥に居場所を探して...

ドゥネダイン

この間、地元の大型書店の古書の売り場で 指輪物語の文庫本の10巻目、
「追補編」を、見つけた。
 
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やっと!・・・手元に全巻が揃った。

一応、「王の帰還」で物語は完結したとはいえ、
この「追補編」までを読んでみて、やっと内容の意味が解る。・・・の、では?
・・・と、そんな気がして、気になっていたのだ。

色々な部分の説明や表などが載っている中で

やっぱり興味があって先に読みたくなったのは、

アラゴルンとアルウェン」のことと

ヌメノール人、《 ドゥネダイン 》と呼ばれる人たちのことだった。

まず、アラゴルンと一生を共にし、「限りある生」を選ぶ決意をした、アルウェンは
永遠の命を持つというエルフの娘だった。
アラゴルンが如何に長命なドゥネダインの子孫だとしても
エルフから見れば、人間の寿命など、「ほんの短い命」と見えるであろうに、
その人間と結婚する決意をした時の気持ちは・・・どんなだったろう。

それが、映画の方では ・・少し、表されていた気がする。
だけど、まだ、何かが表現しきれてないのでは?

・・・そんな疑問を持って
やっと、この「追補編」を、これから読むことが出来るのは
これから暑い夏真っ盛りの間、休憩の ひととき の間に
楽しみな本が揃った。・・という気持ちなのだった。

・・・

人の一生・・・生まれてから、
《 その「肉体」という「衣」を脱いで旅立つ 》
そして、また次の 《 生 》 へ?

・・・・・・

この頃、思うのは・・・

同じ「一生」でも、生き物たちによって
大きな寿命の差があること。
しかし、短い生を生きる動物たちとて、また繰り返し生まれてくる、その「種」を見ると
それを見ている私たちには、
いつも同じ「鳥たち」や、いつも同じ「虫たち」あるいは「動物たち」に、
いつの時代にも見えているように・・・

永遠の命を持つ、エルフのような存在が居たとしたら
そのような存在からは、人間たちも 
《 それぞれは短い命を全うするけれど、いつの時代も同じく繰り替えされて生まれてくる者たち》

・・・そんな風に、見えている・・のだろうか。

「人間」という種族の中でも長命で、高い知性と思慮深さを持つという、《ドゥネダイン》

指輪物語の主人公とも言える、アラゴルンも ドゥネダインの末えいだという。

トールキンが描いた世界の 「生きる」あり方にも、これから入ってみようと
読む前の楽しみが・・湧いてくる。 
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(あっ!。。。『 シルマリルの物語 』・・・が、まだだった!。。。あれも読まなくては・・・
(あの本は・・・『シルマリル・・』は、児童書の単行本を図書館で借りたことは・・あったけど
(とにかく、この様な難しい物語だもの、2週間の貸出期限では、とても読み切れない;;;
(文庫本、出てるだろうか。。。?。。。。)